ホームページは説明書じゃない。

-スタッフブログについて-
「商売」としてこうしたほうがいいのにな、、と思うところが実はたくさんございます。制作会社という立場上、お客様に面と向かって言いにくい部分などに触れている個人ブログです。よろしければご参考ください。

今回は「ホームページは説明書じゃない」編です。

ホームページは問い合わせが増える「きっかけ」になればいいだけなので、重厚な取扱説明書のようにあれこれ書く必要はございません。

可能な限りシンプルなほうがいいです。

詳細な説明につきましては(クロージング)、問い合わせをしてくれた人に行えばいい、という視点が必要です。

語り上手ではなく「聞き上手な」ホームページにしてみましょう。

取扱説明書のように情報が多いと「読まなければ」という心理が働いてしまい(不利なことが書いてあるかもしれませんので)問い合わせしたくないホームページになってしまいます。

要点をリズミカルに簡潔に。

この会社の話がもっと聞きたい。そう思われる「わかりやすい・理解しやすい」ホームページにしましょう。

どうすればそうなるの?

デメリットを目立たせる。

これに尽きるのですが、デメリットを隠そうとする方が目立ちます。

メリットとデメリットを同じ大きさ(強調文字)で書くことで、はじめて分かりやすいホームページとなります。

わざわざ表にする必要はございませんが、でもイメージとしてはメリット・デメリットを綺麗に表で分けているイメージです。

たとえば引越し業者さんで2トントラックを10台所有。しかし4トントラックはまだ持っていない小規模な引越しさんだったとします。

■メリット
2トントラックが複数台あること

■デメリット
4トントラックを所有していないこと

この二つの事柄について同じ大きさでアピールしましょう。(文字サイズ・装飾・画像などホームページ上の視認性の話)

当社はまだ4トントラックの所有がございません。なので4トンを必要とするファミリータイプの引っ越しは苦手です。

2トン2台で対応することはできますが、ガソリン代金(2台分)やドライバー(2名必要)などの経費がかかるため、正直申しまして他社様のほうが安いと思います。今後の課題なので応援いただければ幸いです。

ただ狭小地などで4トンのほうが効率が悪いこともございます。そういったケースにおきましては、きっとお役に立てることと存じます。お気軽にご相談くださいませ。

↑これを読んで4トンも持っていないのか、そんな小さい引越し会社は信用ならん、と思いますでしょうか? むしろそんな面倒な利用者さんを排除出来て良いのではないでしょうか(笑)

一般的にデメリットをしっかりアピールすることで信用度が一気に高まります。信用度が高いホームページはお問い合わせ率も高いです。この引越し業者さんですと2トンの引越しの問い合わせは増えるでしょう。

大手のホームページを真似ると失敗しやすい、という定説はここから来ています。ネームバリューの次元が違うことを理解ください。

極端に言ってしまいますと大手さんはデメリットがないわけです。だから書かないだけです。

無いから書いてないだけのホームページを見て、デメリットは書かないほうが良いと思わないでください。デメリットはアピールした方が絶対に売れます。小さい会社には小さい会社なりのやり方がある、といったところです。

重要なこと

ホームページ上で細かな説明は不要です。シンプルにメリットとデメリットを「正確にしっかりと」アピールしてください。それが問い合わせが増えるホームページのコツです。

注意点は、お客様が「わかりました。じゃあ検討してみます」というしかない(もったいない)クロージングをしてしまう人がいます。

当社であれば、電話、メール相談があった人に対しては、御近くの方であればより詳しくご案内ができる「無料の訪問相談」が武器です。やはり会えるというのは喜んで下さる方が多いです。

遠方の方には無料でお作りする「御社専用のサンプルサイト」が武器です。こちらもありがたいことに好評を頂いております。

せっかくお問い合わせが増えても、武器を持っていなければ商機を逃してしまいます。しっかり「武器」を決めておきましょう。ぜひお問い合わせが増えるホームページをご一緒に作っていければと思います。お気軽にご相談ください。

お読みくださりありがとうございました。